社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

殺戮にいたる病

何か猟奇的な事件が起きて押収物として見つかったモノが話題になる度に、我我は「もし自分が犯人だったらアレやコレの所為にされてまうんや・・・」と震えたり揶揄したり。
虐殺器官」とかちょうやばそう。
COCK ROACHは「食人欲求者の謝肉祭 〜カニバリズム・ン・カーニバル〜」ってあるくらいだし。。。
とはいえ、みんな何かしらヤバいモノ持ってるやろ。
そうでなくても世間の皆様は「犯人の大半が口にしているもの」「口にした人は100%死ぬ」モノがおうちにあるはず。
水な。

「殺戮にいたる病」(我孫子武丸講談社文庫)読んだ。
ミステリというよりはホラーなのね。
ネタバレあり。






こんなド変態やだなぁ。
岡村孝子聴きながらコレ・・・って変態感増すけど。他になかったんかいな。
ド変態ほど”いかにもな”モンじゃなく、真っ当なモン好むのかもしれん。

おとんの変態趣味は息子に継がれていた・・・と思いきや、息子は気づいて止めに行ったんやね。
おかんの狂気的な束縛もえげつねえなあ、しかしそのお陰で決着ついたんだが。
違う方向に捻じ曲がらなくてよかった、もしかしたらそうなる前に死んだんかもしれん。
おかん、知ってたんかなおとんの母ラブなとこまでは。
でも自分の旦那が変態マザコンで可愛いムチュコタンはそいつに殺される、しかもエロいの排除してきたのに結果的にはエクストリームな触れ方しちゃってたし。
血ドバーッとは違う意味でのホラー。
読み返したいが気持ち悪いんでどうしたものか。