社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

作家刑事毒島

Amazonプライムって誤タップで申し込み完了する癖に、解約するのはすっげー手間隙かかるんだな。

「作家刑事毒島」(中山七里/幻冬舎文庫)読んだ。
作家なんだけど刑事(刑事技能指導員)がばっさもっさ謎解きしていく話。
1話完結。
出版社PR誌で断片的に読んでたので、通して読みたかったのだ。

ある種の憑き物落としだ。
ワナビや新人作家に一旦不満を吐き出させてから完膚なきまで叩きのめす。
実績残してる人が仰るだけに説得力の塊、ぐうの音も出ない。
すっきりはする。
被害者側もよろしくないんだけどな、少々言葉が過ぎる。
そういう言い方してたら、殺されても仕方ない・・・ってオイ。
謎解きもだけど*1、そういう”憑き物落とし”のプロセスを楽しむ小説なんだろうな。
実生活でなかなか出来ないもん。
クソ野郎に甘ちゃん、言い返したいしやり込めたいけど中中難しい。
こちらが正しくても、何かしらクソな反論されてキレられて気分悪い。
ミステリのスッキリ+日常の鬱憤晴らしのスッキリで2倍スッキリ出来る。
続編でその勢いで中堅さん以上、出版社もお願いしたいような気が。
特に今、幻冬舎文庫自体がやらかしちゃってるじゃないですか。
コピペ寄せ集めくそ作家、恐らくは内部事情知った上で「文庫はどうなったか」とツイートするクソ編集。
社長も某作家さんの話がガチならこのシリーズの被害者に出来そう。
でもそうしたら中山さんの仕事無くなっちゃうのか、気に入らない作家は詳細決まってても営業部が売ってくれないそうですから。
うふ、うふふふふ。
このシリーズなら他社が引き受けてくれそうな気はするけどね。

あと読んでて暗くなった。
一番最後に「この物語は完全なるフィクションです。現実はもっと滑稽で悲惨です。」とあって。
そりゃー「図書館で借りる」っつったら怒られる訳よ。本人宛に直接言わなくても、検索して見つかる範囲なら。
読者だって限界はあるんですけども、そんなの出版社や作家には関係ないんでしょう。
読んだ感想、あんまり悪く言いたくも書きたくもないが、かとゆーて褒めちぎるにも限界はあるし。
やいやい言われると読む気失せるな。。。
どうせこんなご時勢でもクソ本は売れちゃうんだろ?

どうでもいいニュース:
本もCDもアレもコレも売れない、じゃあ一体金は何処に流れてんだ、と愚痴ってたら「FGO」と言われた。
FGOもその他も含めてスマホゲーなのかなぁ。ウムウ。
音楽・書籍に月額何十万と課金したいわい、ワシかて。
分厚い本や高音質なオーディオをたっぷり置ける、広いおうちに住みたい。

*1:5話目は半分犯人分かっちゃいました、前半で