社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ

「天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ」(小川一水ハヤカワ文庫JA)読んだ。
とうとう「天冥の標」シリーズに手を出してしまった。
全10巻、とはいえ1巻が上下なので最終的に何冊になるのだろう。
・・・って、アタリはついてるんだが。
というのも、読むきっかけがジュンク堂にあったペーパーだったからである。
1巻の上巻で「正直無理かも」と思ったが、そういうのは上下巻読みきってから判断すべきである。
投げずに読みきって良かった。
以下ネタバレ的な。





植民星メニー・メニー・シープの物語。
謎の疫病が見つかり、医師・カドムが”海の一統”アクリラと共に調べていくうちにイサリという怪物に出会う。
メニー・メニー・シープは電源を植民船シェパード号から取っていて、臨時総督・ユレイン三世は何だかんだで人民向けの配電制限をかけていく。
シェパード号をもう一度動かして、出て行ってしまうのか?
で、このままでは生きていけない・・・と各地・各民族(?)で一致団結して革命が起こったと思いきや、”敵”に襲われる。訳もわからないまま。
ユレイン、実は敵と戦ってたんですな。
でも何で明らかにされなかったんだろう?
人民が知ったらパニックになるかもしれない、でも配電・取引etc.制限かけてどんどん暮らしにくくなる(それこそ街が立ち行かなくなるくらい)んだし、敵の存在を使って纏め上げていく事も出来たんでは、と思った。
てかダダーって何者?メニー~の外はどうなってるんだ?
石工(メイスン)も気になる存在である。イサリ・・・咀嚼者(フェロキシアン)の事を知っている、怯えている。
・・・と気になるところで、この物語は終わっている。
うわーん気になる。

Ⅱ以降は暫く過去の話のようである。