社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

よくわかんないけど泣けた曲3曲

www.dorakujimi.com

www.yuasayo1013.com

こういうエントリ拝読すると「おお、自分だったらどんな曲挙げるだろう?」と考える癖がある。
あるんだけどさ。

感動して泣けない人間なんである。
軽音の最後の最後の学外コンサート、4回生はステージ上で後輩からお花貰うんだけど、どうせ同パートの子が仕方なく持って来てくれるんだろうと思ってたら1年間一緒にバンド(的なやつ)やってた後輩が持って来てくれて*1、泣くほど嬉しいのに涙が出なくて。
感動しつつも「何で泣いてるのに涙が出ないんだ?」って動揺するような泣き方。
OBさんに嘘泣きやろって言われて凄く悲しかった。未だに腹が立つ。
悔し泣き、「死にたいけど死にたくない」的な泣き方なら、いっぱい出来るのに。
なのでブログ・SNSで「泣ける」と書く場合は「泣けそうな程心動かされた」という事でなんである。
正直な所、泣いたとか泣いてないとか感動したとかしてないとか、そういう事についてあーだこーだ言うのは嫌い。

そんな人間なのにガチで泣いた曲を3曲。

「10月 / October」bloodthirsty butchers


bloodthirsty butchers - 10月/october
映画「ソレダケ / that's it」の冒頭で流れてきて、何故か笑えてきてそのまま泣いてた。
初っ端からこんな泣き方してて最後まで観られるんだろうか・・・と思ったが普通に観て綾野剛へのトラウマ植えつけられて帰ってきた*2
どの曲だっけ?とツイッターに投げたら誰か教えてくださるだろうと思っていたら、「ソレダケ / that's it」の中の方が教えてくださった。
「完全版」の「10月 / October」だそうです。(ありがとうございます。)
今ググったら予告編で流れてた。
www.youtube.com

「GREENFIELDS」矢野顕子

www.youtube.com

いつぞやのさとがえるコンサートで演ってたんだが

よく晴れた冬の朝 おじいちゃんがいて セーターの色に とびこむと
”よくきたね。”

の下り聴いて、急に自分の祖父(父方・母方両方)を思い出して泣いてた。
これも何でだかよく分からない。
さとがえるでよく聴いてたのに、この時だけ。

キズナソング」THE BACK HORN

キズナソング

キズナソング

この曲のMV、公式がYouTubeに上げてくれてたらいいのに・・・いいMVなのに
仕事で他の人と揉めて相手側の上司に「そりゃあんたが悪い」と言われて悔しくて会社でサンザン泣いてんのに、帰りの電車で買ったばかりの「ヘッドフォン・チルドレン」のこの曲聴きながらわんわん泣いてた。
「おめえばっかりが悪いんじゃねーよ」って4人に囲まれて頭ぽんぽん叩かれてるみたいな感じがして。
そういう歌詞じゃないと思うんだが。
声・音がその時の自分には優しかったんだろうな、甘い言葉じゃないけど、ざりざりした心には程よく温かかった。

こうやって3曲挙げて思い出綴ってたら、自分が訳の分からない、碌な泣き方しない人間である事に気づいた。
曲・歌詞自体に感動して云々、というのが無い。何処となく引いて聴いてるんだろうか。
その時その時の自分の心にふわーっと入ってきて、それが何とも説明出来ない時に泣いているような気がする。

どうでもいいニュース:
ゆあさよ。さんのエントリに引っ掛けて「40歳非正規雇用が泣いた曲」ってタイトルにしようかと思ったけど、矢野様のコンサートも「キズナソング」の話も20代の正社員ばりばりの頃の話なので、やめた。
ていうか「キズナソング」ってそんなに前だったの・・・!?

*1:後で聞いたら後輩自身が「お花渡したい」と言ってくれたそうだ

*2:ポインコ兄弟の心温まるCM観るまでは綾野さん見る度に「爪剥ぐ人」「いい人っぽいけど多分裏では悪い人の役なんじゃ」と思ってた。ポインコ兄弟のお陰で忘れようとしてたのに「亜人」でやっぱりなー、と。ファンの方ごめんなさい・・・でも綾野さん好き