社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

流々御覧じろ、の2週間後

2週間前にこーんなタイトルのエントリを書いていた。
sociologicls.hatenadiary.jp
それからどうなったか。

まだドラムがお休みだった

7月から一部除き再開、カルチャーセンターの前に貼ってある一覧表には「再開未定」とは書いてなかった。
なので今日からだ!と行ってみたら、今日はまだお休みで、再来週からとの事。
再開時期と受講料支払いについてのお手紙が来る筈と説明を受けた。
というかセンターにまだ”お手紙”がある・・・ので直接受け取った。
めっちゃ気合入れて、大事にとってあった緊急ナイト手ぬぐい持参で来たのになぁ。。。
ではマスク作るぞい、と思ったら糸が無い。帰宅後に気づいた。
とほほである。
ミシン糸、ビーズステッチの糸ならあるんだけどなぁ。

世間的にはまた感染者が増えてきた。
一気に緩め過ぎたんだ・・・と思う一方、大阪のライブハウスの時みたいにピンポイントで追跡出来てるという事かもしれない、とも思う。
「ここでクラスター感染発生したかも」、で集中して調べたら感染者がわらわら見つかったけど重症者は多くない、とか。
とはいえ顎マスクでくっちゃべってる人らがおった話聞いたり(目の前でやられて困ったとか)選挙演説で密集してる人らの話題見たりしたら、「いやまだ気ィ抜いたらあかんでしょ」と思う。
ライブハウス無くせ、和楽器なんて演奏聴かないから無くなってもいいって人ら、自分が関係ないから要らないなんて言ってたら次はお前らの要るものが無くなるぞ?
他の何かを悪者にしても新コロ無くならんよ?
あと新コロ前までの密集わっしゃわしゃライブが出来ない事愚痴ってるだけではどうしようもないでしょうよ。
TLに流れてきた一部音楽ライターやバンドマンのツイに「ええ加減にしーや」と思ってしまった。
どちらもフォローしてない人で全部読むと違う意味になるのかもしれないが。
出来る事からやっていこーぜ。どうせ完全なんて出来やしない。

てな事を書きながらLITEのStayhome Session観てる。聴いてる。
テナーのツアーかなんかで観たんだっけな。こういう形で再会出来るとは。
Zoomでセッション出来るもんなんだな。凄い。
今はミュージシャンもタレントも家で色々しなきゃいかんのだよなぁ。
家片付けとかなあかん。
背景グリーン用意してる人いたな。フワちゃんは自宅からの収録が増えてうるさ過ぎて引っ越ししたんだっけ。

瑠璃色のキャンバス/THE BACK HORN

栄純が「アウト×デラックス」に出るとな!
セイジ兄やんやたなしん出た実績のある番組だから今更驚かん、しかし何がアウトなのか思い当たる節がありすぎて。。。
YouTube上げすぎてアウト
・note更新する頻度と量が多すぎてアウト
・兎に角SNSでの活動が独特すぎてアウト
・ライブでの動きが凄すぎてアウト
・「神様だらけのスナック」が引き戸でアウト
・一晩に3回職質受けた、事務所で引き止めるスタッフ振り切って眉毛剃った等の過去の行動が凄くてアウト
・栄ズン先生の漫画が色々アウト
・栄純の恩返しTシャツがアウト(通販なり人に頼むなりして買えばよかった)
・父上列伝(はてな版参照、ある程度溜まったらKADOKAWAさん書籍化してください)
・未来は僕らの手の中
有名になって“いかがでしたかブログ”に「家族は?結婚は?調べてみました!わかりませんでした。」とか書かれちゃうんですかね。
鼠径ヘルニアの話とか書かれてたら褒めてあげないでもない。

心配しなくてもSNS活用の話だと思うよ。

「瑠璃色のキャンバス」聴いた。

瑠璃色のキャンバス

瑠璃色のキャンバス

Newパソ子の音楽周りの設定が整っておらずまだ買えてない、代わりにApple Musicで再生しまくっている。
真っ先にギターのハモリが耳に入ってきた。
ハモリを対位法で付けてるの、今迄のTHE BACK HORNには無かったので面白い。
対位法を知った上で消化して新しいハモリやったら凄そう。
音のせいだろうかApple Musicが悪いのか、兎に角ボーカルよりギターのハモリに耳持ってかれてウムウ。
最近ではTMのライブ観ててもドラムに耳持ってかれる体たらくなのに、この歌は全部ギターに持ってかれた。
10回目で歌メロの力強さが解ってきた。まだリズム隊まで到達出来ていない。
そのくらい印象の強いギターで。
いいのか、どうなのか。
逆に其れで惹き込まれる人もあるんやろなぁ。
ベタな感じがするのも、今迄知らなかった人、例えば「アウト×デラックス」観て「聴いてみるか」ってなった人にはとっつきやすいのかも、だ。

今迄でもベースが歌の裏で動くのあったがあまり気にならなかったのは、ベースという一番低いとこにある楽器なのと、光舟のフレージングの巧みさなんだろうな。
「あなたが待ってる」も歌の裏でピアノチラチラするが、あれは慣れが要った・・・が、そう考えると結構動いてるもんだな。
歌の裏でもリフではなく歌のように色々動けるのがTHE BACK HORNの特長なのかも、と改めて思った。

※23:01 追記
f:id:sociologicls:20200703230143j:plain
そのアウトかー。

どうでもいいニュース:
有吉反省会じゃなくて良かった。
反省会はよく見てるけど、栄純がテーブルクロス引きするの見るのは怖いな、と。

ゴーストハント1 旧校舎怪談

眠い。今日こそとっとと寝る。

ゴーストハント1 旧校舎怪談」(小野不由美/角川文庫)読んだ。

ゴーストハント1 旧校舎怪談 (角川文庫)

ゴーストハント1 旧校舎怪談 (角川文庫)

残穢」のきっかけとなった「怖い話募集」って、このシリーズなのかな。
学校の旧校舎には取り壊そうとすると祟られる・・・という噂がある。
取り壊したい校長は心霊現象の調査事務所・渋谷サイキックリサーチ(SPR)に依頼するが、所長は17歳(!)の少年。
彼の助手に怪我を負わせてしまった為に手伝う事になったのが主人公の麻衣。
少年だと頼んないわー、と校長やPTAが依頼したの巫女やらぼーさんやらエクソシストやら霊媒師やらも出てきてさぁ大変。
自称霊感少女も絡んでくる。
エクソシストのジョンちょっと可愛い。和む。
以下ちょっとネタバレあるかも。

リサーチしながらも巫女達がお祓いをするのだけど、それを嘲笑うかのように怪奇現象が起こる。
多分それら怪奇現象は全部科学的にで解決すると思っていたが、超能力とは。
どれか1個くらいは霊的な現象なんだと思って読んでた。
精神的に抑圧されたもんが超能力として暴発しちゃうんだろうね。
科学的に解決しつつも、ストーリーを用意して怪奇現象は怪奇現象として報告し、超能力の方も抑えられるようにしている。
ナル、相当場数踏んでるね?

講談社X文庫ティーンズハート、懐かしい。
ゴーストハント」シリーズが1989~1992年。
色々読み始めた頃だ。
ティーンズハートはそのもうちょっと前に1冊読んでる。
小学生が漫画脱却して読むような感じだったんかな。
習い事で一緒だった子が読んでて、「じゃあ」と手に取ったんだったか。
因みに「私のカレは光源氏」。よう読んだなぁ・・・光GENJI好きだったから手に取ったんだと思う。

どうでもいいニュース:
麻衣の口調が友人のツイ口調に似て蝶

岡峰光舟(THE BACK HORN)オンライン・ベースミーティング ~ベース講習街道 月月火水木金金 Vol.4.5~

あまりにTHE BACK HORNのライブが恋しすぎて、光舟のオンライン・ベースミーティング・・・ベースセミナーを観た。
銭投げたので、後日本日の内容のタブ譜とか貰える筈である。
メモ取りながら観ていたが、全部で3000字越えていた。1時間半あったもんなぁ。
ざっくりとした内容と感想を。
実際の流れとは順序変えて書いている。あと☆は自分の感想とかなんとか。

近況

配信リリースの「瑠璃色のキャンバス」は自宅でベーストラックを録音して送った。曲作りのやり取り含めてリモートで完成した曲。
MVも自分のカメラを自分でセッティングした、カメラは一眼。
新コロで家で弾く事が増えてゆっくり向き合う事が出来た、とも。

最初6号機(20周年の光るやつ)を持っていたが、曲ごとに持ち替えて説明があった。
イヤホン・ヘッドフォンで、と事前に言われていたのでイヤホンで聴いてた。下から包み込むようなベースである。
インターフェースが2chなのでマイクとケンパーからで埋まってしまう為、事前収録とのこと。
オケは”バーチャル松田晋二”、即ち光舟の打ち込み。「マツの癖が出る」とかで楽しかったそうだよ。
ドラムのみなのでベースラインが分かりやすい。
時々カメラに寄って手元を見せてくださる。カープステテコもアピール。

シンフォニア

7号機はアクティブ(電池使用)パワーもあってモダンなサウンド、ジャズべらしくキラっとしている。半音下げ。
休符によってノリを出すのが重要、AメロBメロをタイトに、サビでルート弾き。
間奏でベースがフィーチャーされるところが肝、レイキング(1本の指で上の弦も弾いていく)という省エネ奏法。よく使う。

シリウス

1号機。実際にレコーディングで使用した。アクティブ、エッジのある音が欲しかった、との事。ノーマルチューニング。
☆傷とステッカーが歴史を物語っている
イントロだけでも運指の練習になる、この曲も最後にレイキング。
Aメロはドラムと一緒にうねる、粘りが重要になる。
Bメロはクラシカルなライン、一気に2オクターブくらいいく。哀愁のあるラインが好き。
サビは疾走感を出す感じ。
間奏でベースが世界観を作っている感じがある、このフレーズはマイベスト10に入る。
最後のソロはディープパープルの「BURN」のフレーズを参考にフレーズを考えた。

「羽衣」

シリウス」の解説の流れで「羽衣」のベースソロについても解説。
D,E,Aが全部出るのでその上にメロディを乗っけてみよう、と考えた。フレーズの中でずっとルートが鳴っている。

「コバルトブルー」

5号機。半音下げの時は殆ど5号機、理由は22フレットのとこまでカットしてあるのでハイポジが弾きやすいから。22フレットまであると「美しい名前」が弾ける、半音転調した最後のフレーズはカットが深くないと弾きづらい。
「これも今年初めて弾いた」
6号機もこのカット、1号機で弾くのはつらかったのでフェンダーのプレべで弾いていた。
オケはライブVer.、曲始まる前のとこオラオラが好き。
「家で弾いててもアツくなる、バーチャル松田晋二も煽ってくる」
ライブではフレーズを変えているが15年くらい経つ、何千回とやってくるとちょっとずつ変化が出てくる。気づいてたらこうなってた。
頭のところは勢い一発、最近は上に、Am(実音はG#m)な感じで適当にやっている。開放弦も使えるしタッピング入れてもやけくそ感が出てよい。
上がりきってから栄純のギターが入ると「おおー!」となる。
自分らしさを思いきり出して欲しい
リフはドラム、ギターとユニゾン。アツくなっても一緒にアツくなると音にならずガチャガチャするのでなるべく冷静に、自分でもライブ中に思う(がコントロールきかないのがロックだとか)。
シンコペがこの曲の肝、3人でシンコペを意識。長年やってるので意識しなくても合うようになってきたが、それでも意識するようにしている。
Bメロ、ドラムがタムに入るところでゴーストノートを入れている(弾いているがミュートしている)事でグルーヴィー感が増す。どっしり溜めつつサビで開ける感じを演出。
2番、3番で変えていく遊びも、緊張する中にも流れる感じを。
サビ前のフレーズはイースタンユースの「踵鳴る」を参考に。3回し目でフレーズを入れることで浮遊感を出す。
あとはパッションで。無理くり6連入れるとこも。

Q&A

Q:ベース始めた頃にやっていた練習
A:曲をやりたくてディープパープルの「BURN」を練習した。サビの哀愁あるフレーズで9thめちゃめちゃ使う。25年前の俺、既にやってた。
ハイスタも練習した。
スピーカーで流しながら。
「今の自分にその頃の自分の爪の垢を飲ませてやりたい」
ご飯も食べず学校も仮病使って休むくらい夢中になっていた
Q:バックホーンのアップテンポの速い曲を弾きたいが手が疲れてしまう
バックホーンみたいは激しい曲は手に力が入りがちで1曲通すとしんどくなる。如何に右手の力みを取りながら弾くか(今も課題)
アツい=力む、いいところもあるけど音としては良くない。或る程度冷静にいった方が芯が残る。
他の楽器もそうなのでは。
力いっぱいだと不快な音もするだろうから、気持ちはアツく、力を抜く事を意識。
☆場数を踏むのが大事なのだそうだ。練習で出来ていても本番テンションが上がると変わってくるらしい。
Q:フィンガーの練習方法
A:8ビートがこんがらがるので頭の拍を大事に、意識しながら。敢えて頭の音を強く弾く、ゆっくり始めるとこからスタートする。
「導火線」は人差し指、中指薬指と弾く。「特許取りたいくらい」
Q:女性に弾いて欲しい曲
A:「泡沫」
ソロがワイルドな女性っぽい。ゆったりした大空大地感を出して欲しい。
高音に行ってるのに安定感がある。
ベーマガ参照
Q:「太陽の花」のタッピングがかっこいい
A:これもビリーシーンを参考にしている。Fを抑えておいて右手でタッピング。

投げ銭特典の運指トレーニンタブ譜、動画について

・テンポ3パターンで4つのフレーズ
位置は変わらないが運指が違う、これを各弦で上がったり下がったりする
・更に弦移動も含めたフレーズ
右手は安定した8ビート
・メジャースケールを基にしたフレーズ
・小指を鍛える→ハロウィンの曲のフレーズ
「サニー」も小指が鍛えられるそうだ。「今年初めて弾いたかも」
これらの練習内容は今でもウォームアップでテンポゆっくりから始めていく、との事。
今回の解説で使ったオケも配布されるそうだ。
GarageBandに貼り付けてやってみると自分でセッション出来るので、自分なりのフレーズを加えても面白い。

ベース始めたい人へのメッセージ

基礎練習は大事だけど地味な作業ではあるし丁寧にやらないと腕を痛める可能性がある。
フォームも大事。グリップはネックの裏側に親指を添える感じ、自由度が広がる。練習する時はネック裏に親指を添えた方が楽だし今後に活きる。
☆よく動くもんな

その他

・どの曲でも、同じ山を作ってやることで統一性を持たせ、フレーズにストーリーを持たせる事を意識している。
ループ感もあるけど高揚感もある。
頭でグイグイ行ってしまうと後半慣れてしまって曲のドラマチックさが平坦になってしまう。
☆今回、どの曲でも「ベースラインで山を作り、ストーリーを盛り上げていく」という話をされていた。
・自分のベースラインで鼻歌で歌える事を大事にしている
バックホーンは半音下げ多い、山さんのぐっとくるポイントがあるので。半音下げにする事で使える開放弦が増える
・ギター、メロディ、キーボードのバッキング等色んな音楽、パートから得るものがあるので聴くのは重要。
ドラムが何を叩いているかを意識するのも重要。
クラシックとメタルが根底にある感じ。

左手鍛えるのによさげ・・・エレキギターで苦戦してる癖にそんな事を考えてしまった。
その位めたくそ左手動くんよね、すごい。
あと「ベースラインでストーリーを盛り上げていく」という話だったが、「瑠璃色のキャンバス」はどうなんだろう。
というのもこの曲はギターはギターでハモリを意識して対位法駆使してフレーズが作られているらしく、めたくそボーカルの裏で動いている。
勿論ベースのフレーズを意識して作られているが、お互いにめっちゃ動くんだよなぁ・・・と。
それはそれで面白いんだが、どうなんだろうなぁ?と。

観ていてベースやりたくなった・・・どうしたものか。

ザ・万歩計

しかし昨日の9mmライブはあっという間だった。
ごはん食べて投げ銭でわたわたしてるうちにサポートギター変わってたもんな。。。

「ザ・万歩計」(万城目学/文春文庫)読んだ。

ザ・万歩計 (文春文庫)

ザ・万歩計 (文春文庫)

小説のようなエッセイである。
音楽の話、デビューする前の会社員時代の話、学生時代の話などなど。

そもそも、遭遇する人が面白すぎる。
普通、日常生活で「サボテン もろてん 食べてん しもてん」ってな歌に遭遇する?

ピカリズモ

ピカリズモ

学生生活で「お前ら、先生の言うことにハムかうんやったら肉屋行けッ!」とかいう先生、おった?
長年噛み続けるDJとか、CDが読み取れないとか、ほんまにそんなFM局あるん?
おったんやから、あるんやから「ほんま?」と言ってもどうにもこうにもならない、しかし面白い小説書く人は遭遇する人からして面白い。
目の付け所が面白い、でもそれだけじゃない。引き寄せるんだろうか。

音楽の話、CHAGE&ASKAの話はツイッターでしてはったんでお好きなのは知っていた。
それ以外の音楽の話が、もう。
「ニュー・ソング・パラダイス」ってそのまま短編にしはったらええのに。
こんなんいきなり聴いた人びっくりするやん。
「冬の稲妻」の「You're Rolllin' Thunder」の後の「ッアァ」って有名ですけども。
そんな感じで「わかる」けど一瞬迷うな、「CAN YOU CELEBRATE?」の「たーー」とか。
このラインナップ誰かサンプリングして何か曲作って欲しい。

ほんでお祖父さんの話。ふっと笑ってしまうのに胸がぎゅっとなる。
笑わせてどうなるのかドキドキさせておいて泣かせるなんて、万城目さんの小説そのままじゃないか。
あれフィクションちゃうんか。
でもオニはおったらしい。おったのを書きはったらしい。えぇ。

しかし「今月の渡辺篤史」気になる・・・「ザ・万遊記」も読むべきか。

どうでもいいニュース:
関西弁の「すごい」は盲点だった。「very」の意味の「すごい」、通じにくいのか。