「里山奇談 よみがえる土地の記憶」(coco、日高トモキチ、玉川数/角川文庫)読んだ。
生き物屋・・・虫・動植物を愛する人達の不思議な話。怖いだけではなく、不思議だったり怪しかったり。
生き物屋の方は山や海で行動される、だからか変化、いつもと違う所について敏感でいらっしゃるのだろう。
でなきゃ繊細な生き物を見つけられないし、危険が迫っている事に気付けない。
言い伝えにだって意味があるし、科学的に理由が解る現象もある。
どこまで理解して、どう判断するか。
其れが出来ないと命に差し障るもんな・・・。
「ほたるかい」は其れ自体が掌編幻想小説のようだ。
文章が美しい。
里山だけではない話も。
古井戸を埋める時にご祈祷をするのも、理由があるとのこと。
こちらから一方的に「もう要らない」って言っちゃうのは確かに失礼であるな。