社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

不完全ピアノレッスン(個人練だが)

自分も”行きつけの医者”と言っちゃう稲沢である。
マツだけちゃうねんで。いやほんままじで。
自分の場合は”かかりつけ”だと気になる事があればすぐ行ける医者、メンタルの方は定期的に「仕事めんどい」「趣味すんのもしんどい」と言いに行って薬出して貰うとこだし、ちと遠いので”行きつけ”かなぁ、と使い分け。

で”行きつけの医者”の予約が取れなくてくそ早かったんで、お稽古まで相当時間が空くのだった。
ならば・・・と元町の元ヤマハだったとこにあるピアノ専門のスタジオに行ってみた。
ピアノ弾くの楽しみで楽しみで、つい浮かれてスタジオ近くの歩道の斜めってるとこで滑ってすってんころりん。
いったーい!ぐねったかも!左足だからピアノ弾くには支障無いと思うけどいやーん。
・・・と足引きずり歩いたが受付に着く頃には何ともなくなった。やれやれだぜ。
4畳のアップライトピアノの部屋を予約。
楽譜はピアノピース持参したけど、スタジオにも幾つかメジャーそうなやつがあった。借りていいのかな。
ツェルニー40番から頭3曲弾いてからドビュッシーの「アラベスク第1番」で慣らしつつ、メインはショパンの「軍隊ポロネーズ」。
家の七月さんだと鍵盤が足りない。それもあってスタジオ入ったのだった。
アラベスク」全然弾けなくなってたんで大丈夫か・・・と思ったが「軍隊ポロネーズ」はそこそこ。もっと弾けないと思ってた。
というか「軍隊ポロネーズ」はほぼ初めてだからな。ピアノ習ってた頃弾いてなくて、数年前に楽譜だけ買ってた。
(此れを家で練習しようとしたら鍵盤足りなかったんだ・・・)
最後締めに「戦場のメリークリスマス」弾いたけど、これがまた弾けなくなっていて。完全にボケても戦メリのメインテーマは弾けると思ってた。
ELPは怖くて弾けなかった。

てな具合で万全には弾けてないけど、ピアノ弾くの楽しいなぁ。
指が動くかどうか譜面読めるかどうか、どこまでダメか確認するのがメインみたいなもんで、随分バッシャバシャ荒く弾いてしまったもんだと思う。
偉そうな事言い倒しておいて、全く芯掴めてなかったよね・・・悔しい。
悔しいけど、ほんッとに楽しかった。
何なんだろう。
もっと鍵盤重く感じるかと思ったけどそうでもなく、ダメなりに楽しんで弾けた。
音を鳴らす事自体が楽しい。
上手/下手を気にしない、テンポ揺れてても何も言われない、スコアの記載に従いつつも思う存分自由に弾けるのが楽しい。
ピアノ習ってた最後の数年には想像もつかないような楽しさがあった。*1
元々ピアノ鍵盤だとわーいうれしー!って人懐っこい小犬の如く喜ぶ人間ではあるけど、本物のピアノは全然楽しさが違う。
家で弾く時みたいに人を気にしなくていい気楽さったら、ない。
マーシャルにギター突っ込んだ時、かわゆしプリアンプ使った時みたいな「楽しい」以外に表現出来ない感情、ピアノでも持てたんだな。
あと、スタジオのピアノ*2とスタジオの音響が良かったのか、強弱つけて弾きやすかった。
防音されてる(筈だ)からMAXは全然気にしなくていい、というのがどんなに有難い事か。
弾き語りも全力で出来そうだ。長年やるやる言うてるけど、やるのか?

8月も医者の予約時間が早いんで、お盆スケジュールによっては2時間弾いてこようかね。

どうでもいいニュース:
”気になる事があればすぐ行ける医者”という観点だと、”かかりつけの医者”ってないんだよなぁ。
未だに複数の内科探り探り行ってる。

*1:本当に厭でピアノ自体完全に辞めてしまおうと考えた位。でも今こうやって思い出したように弾いても鍵盤に負けきらないだけの指を作ってくださった先生には感謝している。

*2:2週に1回調律されてるとか