社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

拝み屋怪談 壊れた母様の家<陰>

絶不調である。
体は動くので仕事はしてるし最低限の家事も出来てる。
しかしそれ以外のやる気が出ないし物事は悪く受け取りがちである。
本・雑誌も読めない、降り積もっている。
この季節だから仕方ないな、今年もやっぱり調子悪い。
7月なんでそろそろ脱却する筈・・・だけどこないだ梅雨入りしたばっかりだから絶不調期間も延長してるのかも。

「拝み屋怪談 壊れた母様の家<陰>」(郷内心瞳/角川ホラー文庫)読んだ。
拝み屋怪談の季節だ。
毎年すぐ読んじゃうような気もする、しかし今回はちょっと時間掛かった。
初っ端から「家から抜け出せない」んである。
新たな怪異・・・というより、過去祓った筈の怪異がまだ続いている。
此れらがあるから、郷内さんという拝み屋を東北の地に居させてるんだろうか、とさえ思う。
(過去のアレコレは今回の話の中でも説明されるが、可能なら読み返しておいた方がよいかもしれない・・・)
加奈江もあるので、或る意味オールスターズ状態かもしれない。
過去のアレコレが何故今になって再び現れるのか、途中に出てくるシロちゃんはどう絡んでくるのか。
・・・と思いながら読んでいると最後にすげーのが出てきた。
これはまたおぞましい。

その筋の人同士で上手くいかないの、其其の方の力・信条のぶつかり合いでもあり、本人同士じゃなくそちらが合わないから手を組めないのかも?
助けを求める側にとっちゃどうでもいい、どうでもいいって言うのもどうかしてるがぶつかり合ってる場合じゃあないよなぁ。

<陽>ではどうなるか。
2016年の話が書かれて令和に発行されてるんだから、抜け出してはおられるのだろうけど、果たして。