社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

帝都物語1 神霊篇

「虚実妖怪百物語」読んだ時に「帝都物語」観たいなぁと思っていた。
その後も時たま「帝都物語」の文字がTLに。
そして新札に渋沢栄一
このビッグウェーブに乗らいでか!
文庫版手に入らなかったので、図書館で借りてきた。
(「中国のこっくりさん」と「帝都物語」、貸出履歴なんかすげえな)

という事で「帝都物語1 神霊篇」(荒俣宏カドカワノベルズ)読んだ。
明治40年、帝都・東京を軍事的にも霊的にも最強とすべく秘密会議が行われる中、平将門の力を借りて復活させたい人やら物理学やら陰陽道やら。
暗躍する加藤保憲。主人公は加藤なのか、どうなのか。
流石に実在したとは思わんが、モデルとなった人物はいらっしゃったのだろうか、とは考えてしまった。
実在する人も架空の人物も入り混じってバトル・・・はこれからか。最後らへんでやっと霊能バトル的な。
秘密会議は軍人、物理学者、陰陽師で考えも思惑も違うだろうが、物理学者もなかなかとんでもないアイデア出してくるし(まァ地上よりは地下に作っていく方がいいよな・・・)、霊的な方面でもなかなか合わない。
思ってた以上に、”まだまだこれから”な感じである。
文章は敢えて古めかしてあるのかな。

どうでもいいニュース:
表紙に「傷みあり」とあったんだが、昭和60年の本がこれだけ綺麗な状態で図書館で借りられてるというのが凄いと思う。