社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

日本SF精神史

暫くぐじゃぐじゃと書くと思います。
取り急ぎ読んだ記録として。

「日本SF精神史」(長山靖生/河出ブックス)読んだ。
幕末の「西征快心編」から昭和50年までの日本のSFの歴史である。
SFの世界観や登場人物、作者の精神・心理分析もあるかと思ってた。
超絶ざっくりした流れを書き出すと

科学小説

冒険雑誌

探偵小説

SF

戦後は色々な団体が鎬を削り・・・ならよかったのだけど、そうはならず。
自分達のSFを守る為だったのかもしれないけれど、残念なように思う。

SFというのは架空を描く事で現実世界を浮き彫りにする、皮肉る事が可能なんだが、明治のSFは楽観的だったのだな。
現実の政治皮肉るにしても、何で明るかったのだろう。
戦々道士「化学者の夢」、村井弦斎「食道楽」は読んでみたい。「現代ユウモア全集」とか。
人外魔境もSFなんやね。