ニコ生のタイムシフトって、予約しても観るのすぐ忘れちゃう・・・フジのコメント観るの忘れてた(泣)
「中野の森BAND」(能町みね子/ロフトブックス)読んだ。
表紙はふわかわ。
メインは森ガールに憧れる茨城の女子高生テテ子がYUKIちゃんやのあのわに憧れてバンドを始めようとメンバー募集する話。
だがそうはイカの鬼子母神。
YUKIちゃんだののあのわだのとは激しく系統の違うバンドをやる羽目に。
そして只管メンバー募集を繰り返す。
ここまで「森ガールのバンド」という目的がブレないのに音楽性がブレまくるのも珍しいのではないのだろうか。
パンクやる心算で結成したのにわりかしポップ(よく聴くと変態)というのはよくあるけど、最後まで「森ガールのバンド」諦めてなかったという。
バンド名未定、とか続いてたらLOFT出られるレベルになってたん違うんかな。無理か。
漫画は続けて読んでた心算だったが、案外読めてなかったもんである。
(度度書いてるが、Rooftopが安定供給出来るようになったのは光舟の連載始まってからだもんな・・・ゲット出来たり出来なかったり)
そして話題の解説。これが目的だったと言っても過言ではない・・・いや、やっぱり過言か。
ああいう単なる用語解説じゃなく作者の思いが篭ってるような解説、好きなんである。
ほっこりの解説が標準語化した方の”ほっこり”な事にほっこり。
(京ことばの”ほっこり”は疲れてる、疲れてるの一旦下ろして一息、みたいな感じらしい。諸説あると思われる)
というのはさておき、「そういえばそんな事もあった」と解説読んでて懐かしくなった。
平成の後半の出来事振り返るのに良いよね。
能町さんのセルフライナーノーツは違う意味で懐かしかった。
思春期に漫画描いたり小説書いたり、そこまでじゃなくてもキャラ設定作ったりしたじゃないですか。
「この子は柿ピー好きやけど、この子はそうでもない」みたいな妙に細かい設定。
で、それを友達に説明したりしたじゃないですか。
友達のオリキャラについて話聞いたりしたじゃないですか。
そういう「あーそこでTOSHI-LOWさん出すんだね、ばり面白い」的な遣り取りしたなぁと思い出して懐かしくなった。
オリキャラだけど実在する人物から引っ張ってくるのとか、ね。
そして
・「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」はかーちゃんが息子に呼びかける方だったのか(これは自分が勘違いして汲み取ってるかもしれないが、「そういう解釈もあるんだなぁ」としみじみ)
・え、たかみーもSGなの!SGといえばセイジ兄やんかワジーではないか!忘れちゃいけないアンガス・ヤング!あとホリエと武田とカトウのタロウちゃんも!ハヤシもか!
・菊地成孔って菊地秀行の弟なの!
・ツイッターって”詰る人”って意味もあるのね!
・野々村号泣ってもう4年前?
・いいともよりタモリ倶楽部の方が長いの?
・ZAZEN BOYSはそもそも向井秀徳+54-71から始まってるのね♡
・縁起→ギエン→ゲンとか初めて知った!
・SPA!の名前の由来初めて知った!
・・・とまぁ、漫画以外でヒデキ感激!いっぱい知識を得たぞ!
今はボーカル引き抜くより一旦バンド毎デビューさせてポイ、が多いのでは。最近だと。
どうでもいいニュース:
「中野の森BAND」でAmazon紹介検索したら、これも出てきた。
中野は中野だけどな!