社会学的ラブソング・改

ロックと活字とごはんと溜息と。看板に偽りだらけ。あまりはてブされたくないのではてブボタンは設置していません。

天狗風

おわってちゃんのオリンピックのアレなやつ、キタダさん参加してたらしくて朝から変な声出た。[以下自主規制]
あれでも毎日オリンピック観てた人は感動出来たらしい。

「天狗風 霊験お初捕物控【二】」(宮部みゆき講談社文庫)読んだ。
「震える岩」も読んだ筈なんだが記録を残してない。
嫁入り前のお嬢さんが次々を神隠しに遭うという事件を調べて欲しいと御前さまより頼まれたお初・右京之介が猫の鉄の力を借りつつ神隠しの正体を調べ、解決(?)するという話。
可愛い娘の嫁入りを心配するお父さん、親の姉と自分への接し方が違う事に悩んだり嫉妬したりする妹、愛する人に会いたいのに会えない上に顔に火傷の傷をつけてしまった武家娘・・・女の妄念。
”事件解決”の為に無理も辞さない定町廻りやら隠し事のある店やら色んな思いが交錯する。
それを解決しようとするお初ちゃんのアクティブさが物語を暗くしない。
そのアクティブさ・勇気は持つべくして持ったんだろう、と思うけれど、事件は”ただ謎が解かればいい”というものではないので、その強さが残りを解決してると思う。
勝てたのは右京之介の言葉・眼鏡、封じる鏡もあるけど、”よくないもの”にがっつり向き合える生のパワーの強さもあるんだろう。
ただ見てくれが美しいだけじゃ世の中全て上手くいくわけじゃない。
いつかその事に気付くんだけど、誰からも何処からも知らされなかったのかな。
ある意味可哀想、だからってほかの娘どうこうしていい訳じゃない。
それにしても(明言されてなかったと思うが)おしのの縁談が悉く上手くいかなかったのは真咲の所為なんだろうか・・・「おばさま」って慕ってたのに、もしそうならこれほどの絶望は無いのでは。つらいな。