社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

怒髪天 presents ”響都の宴” 10周年記念「夢十夜」 天下逸品 京都磔磔本店 at 京都磔磔

2ヶ月ぶりくらいに京都へ。
路線バスで京都観光したり用事したり買い物したり女子力高そうなもの食べたりして磔磔へ。
また道に迷ったが、お陰様で着いてすぐ番号呼ばれてあまり待たずに入場出来た。
お立ち台確保。
以降ざっくり書く。

法被姿の兄ィ登場。
DMBQについての注意事項あり。3Dらしく、特に最前は要注意とのこと。

そしてDMBQ登場。
初っ端からドラムやばい。ベースやらギターやら、足元から低音が迫ってくる。どっちかわからん。
ギター、どうやってあの音出してるんだろう。ごっつい邪悪なんだけどまろやか。
何歌ってはるかわからん。
で、ずーっと鳴ってるんである。小休止も無く、誰かの音がずっとしてる。フィードバックだけじゃなくて。
時々ギターアンプに耳傾けてはったけど、もしかしたらネック近づけてフィードバック鳴らしてはったんかもしれん。
最前で白目剥いてガクガク頭振りながら観たかった、でも最前で固まってる人達に程よく音が吸われてるからまろやかなんだろうね!ありがとう最前の方々!
も少し後ろだとノリノリの頭が見えてた。彼らとはいい酒が飲めそうだ。ワシ酒あかんけど、そういう気持ち。
まァ最前だと増子弟のヨダレにまみれてるのかもしれない。泡噴きながらギター弾いてる人初めて観た。栄純のヨダレ時代をそんなに観られてないけど、多分泡は噴いてなかったと思う。
そんなこたァどうでもいい。
こういうの好き。大好き。好きィィィィィ!
音もすっごい好きだし、何拍子か何がどうなってるのかわかんないとこも好き!
DMBQはむかーしのアルバム聴いた事ある筈だけど、その時とも全然違う。もっとおかしい。やばい。安易にやばいって言うのもどうかと思うけどほんとにやばいんだよ!おかしいよ!
途中少しMC挟んでまた演奏。また止まらない。
最後の最後、終わりそうで終わらない。
と思ったらドラムセット分解して客席に渡してはる・・・「ちょっとお前来い」みたいな身振りである。
そのままお客さんの上にドラムセット置かれてる。バスドラ&タム、ハイハット、椅子。
で、ドラムの人がそこで叩いてはるねん。
客席にドラムが飛び込むバンド、ドラムセットが下ろされるバンドは知ってるが、人の上でドラム叩いてる人初めて観た。意外と叩けるものだ。バスドラかハイハット支える人になりたかった。
ステージにドラムセット戻したと思ったら今度は積み重ねてる、弟氏客から借りたキャップ被ってドラムスタンドでフルスイング。意外と丈夫なものだ。

何がなんだかもう凄すぎるが妙な多幸感がある。もう転換SE要らない、この多幸感にいつまでも浸っていたいからもう帰りたい。

からの怒髪天
「サスパズレ」のイントロで手ェ振って「らーららーらーらーらららー」って一緒に歌ってるうちに「帰らなくてよかった」と違う多幸感。
怒髪天凄いよ怒髪天
セトリはググりやがれですが最新型の怒髪天の祭りモードである。酒爆は「磔磔大好きー!」だったような。
友康さんが心持ち攻めモードだったような。客席の何処かを一心に見つめて威嚇するかのように弾いてはる。
シミさん相変わらず笑顔で元気いっぱい。
兄ィが既に3D。
DMBQ、普段は客の上でドラム叩くだけじゃなくて下半身なんも穿いてはらへんらしい。そこは兄に気を遣ったのか。
兄は「坂さんみたいになる」と仰るが、男性限定ライブの時は坂さん赤フンだったやん・・・観てないけどフロメンに赤フンの写真はあったじゃないか。
DMBQのライブ中は階段のとこからひょこっと体出して観てはったそうだ。シミさん曰く「その姿がお兄ちゃん」。「お客さんが心配なんだ」と兄ィ。
弟はフロアで観てはったような。それらしき人見たが。
同じ増子家の血が流れていても兄は邦楽、弟は洋楽の影響受けたらしい。洋楽を勧める弟に「アナーキー聴け!」という兄。
シミさんの「兄弟仲良くしろ!」のツッコミに「兄弟仲良いからこうやって来てくれたんじゃないか!ギャラがいいのか!」と返す兄。
友康さんも弟から音楽や機材教えて貰ったそうだ。2歳下だったら一緒にバンドやってたって。
10日間を振り返ると、女性限定の日はすごく緊張したらしい。坂さんは逆にそれが良かったとか。
「EARLY~」の日もだけど、坂さんのMCが妙に挑発的で兄ィのツッコミも容赦が無い。
友康さんは毎日記憶上書きで「今日が一番いい!」とのこと。「優等生なMC」とこれまたツッコミに容赦が無い。
京都に泊まれなくて大津に泊まってたそうだが、周りになーんも無くて晩ごはんに困る日々だったからなのだろうか。
友康さんは「琵琶湖がある!」と嬉しそうだった。お散歩お好きなんだなァ。
・・・と、ライブ全体が「サスパズレ」の途中なのだった。
「サスパズレ」に戻ろうとするが、前日に王将で打ち上げした時の話が止まらない。
ラーメンか何かに中ライス付けてるのに、他の人の食べ残しも平らげてはったとか。麻婆丼もラー油かけたらまた食べられるようになったとか。
坂さん曰く「ラー油かけたらまた食べられるようになる」との事。皆様是非参考になさってください。知らんけど。
心なしか10月より坂さんの顔丸くなってるように見えたのは気のせいだろうか・・・ふくふくしてるのはいいけど痛風が心配。
前の日遅かったのに、朝7時に朝食食べてはったそうだ。
そんなに食べてエネルギー消費出来ない、ということは・・・「うんこ入れ袋(?)ギターーー!」。ひどい。
後の○○ギターーー!は忘れました。いい話だったのに。
「サスパズレ」でいよいよ響都の宴終わっちゃうよぉ・・・と思ったら「美学」!
「美学」ではシミさん、兄ィだけじゃなく友康さんも客席に飛び込んではった。
最後、坂さんのドラムセットが客席に。DMBQのアレやりたかったのかー。バスドラのペダルじゃなくてスティックで叩いてもあんまり音出ないんだね。
ライトに透けるビスタライトは美しかった。

怒髪天DMBQ、全然違うのだけど、増子兄弟の情熱・衝動の出方は同じなのかもしれない。
ステージの外に向かえば怒髪天、ステージ上に向かえばDMBQ
増子家の血のしからしむるところ・・・と思いながら帰ったのだが、兄のエピソードを教えて頂いたり思い出したりしてたら、弟のあれやこれやも全て兄の影響なのかもしれないな・・・と思ったのであった。

どうでもいいニュース:
「サスパズレ」の寸止めギター、きゅいっと上げて止まったり下げて止まったりしてた。

もっとどうでもいい、界隈とは全然関係ないとこに絡めたニュース:
弟の「ステージ下りたらメロンパン」感、今日の友康さんの髪型も奥歯感。