社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないので、はてブボタンは設置してません。

1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」(五十嵐貴久双葉文庫)読んだ。
怒セッション・機材etc.でお世話になっているMさんが面白いと仰っていた本で、ちょうど自分も「Smoke on the Water」やる事になってるので「奇遇だ!」と読み始めた。
3行で説明すると

主婦の皆さんが
「Smoke on the Water」を
一生懸命演奏するよ!

という話である。
機甲兵装に踏み潰されそうな、知らないうちに意識消失してそうな、大きな物語の片隅のモブ的な人々にだってドラマはあるんだぞ!な。
「Smoke~」なのがミソなんだろうな。
「Speed King」だったか、ドラムが難しいんだろう?ギターだけじゃないんだ。
ビートルズだと「グダグダ言ってんじゃねえよ!」と啖呵は切り辛い。
最近の曲だと幅広い世代に伝わりづらい。
「恋」はバンドでやりづらいよなぁ、しかも初心者では。
ギターボーカルなのもポイントかも。

”あるある”な話なのに、すごく面白かった。引き込まれた。
よく「音楽に救われる」という表現があるけれど、音楽聴いたり歌詞読んだりして力貰うだけじゃない、がっつり向かい合って演奏することで救われる事もあるんだ。
救われる為には能動的な方が良い、向こうから心に飛び込んできてくれる事もあるだろうけど、可能ならこちらから音楽に向かっていく方が、より救われる。
話の中に「救われる」とは出てこないが、バンドやる、その前にパートに出る事で主人公は息抜き出来たし、息子との間にいい距離感持てたんだろう。
それは主人公にも、息子にも良かったんだろう、それは”救い”だったんだろうなぁ、と思った。
(旦那さんもかっこええな・・・)
しかし当時は生音とはいえマクドナルドで弾けたんかねぇ。

あと池の上にステージ作らないで欲しかった。。。
池の間近でも怖いよなぁ。