社会学的ラブソング・改

ロックと活字とごはんと溜息と。看板に偽りだらけ。あまりはてブされたくないのではてブボタンは設置していません。

旅のロゴス

「機龍警察」はPyramid ACTの日に持って行って読んだらよかったねぇ。
その前に読み始めて、当日朝の時点で半分くらいだったので、中途半端に足りないと困るかなーと思って違う本を持って行ってた。
バの字、NCIS、9mmどれも「機龍警察」に合いそうだ。バの字だとちょっと優しすぎるのかな。

ネタバレあり。



持って行ってたのは「旅のロゴス」(筒井康隆新潮文庫)。
主人公・ロゴスは北から南、そして南から北へと旅をする。
旅の理由は、”先祖”の知識。
遥か昔にこの地に訪れた先祖は高度な文明を築いたが原始に戻ってしまう。
しかし文明を後に伝える為に書物として残していった。
これを読む為に旅をしてきたのである。
そして故郷へ持って帰り、知識を普及させていく。
先祖は”神”みたいな存在だったのかな、そしてロゴスも”神”のような存在になったのか。
知識が悪用されてどったんばったん、という話ではなかった。
もしこの物語が続いていくのなら、そういう事態も有り得たのかもしれない。
旅の道中ははらはらしそうで、でも何故か安心感があった。
ロゴスの賢さと人柄の所為かねぇ。
先祖もロゴスみたいな人達に知識を託したかったのかもしれない。
寓話的な、現代を皮肉るような話かなーと思って読み始めたけど、普通にいい話であった。

最後、雪の女王に会えていたらいいのになぁ。
このラストは賛否分かれてるらしいが、「え、そこで終わるの!?」とは思ったものの、これで良かったんじゃないかなぁ、と思う。

どうでもいいニュース:
エレカシの「デーデ」って「旅のロゴス」由来なんだと思ってた。