社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

機龍警察

しかし最近へんな話多いよね。
売れないのを”解散してから惜しむ人”の所為にしたり。
自分が身を削るように作った曲の歌詞の上っ面拾って踏み躙られたって怒ったり。
怒らはるのも解らなくはない、でも気持ちのままにツイッターにぶつけちゃうのは違う気がする。
踏み躙ったと仰る所のミュージシャンじゃなく個人のツイ晒しちゃだめだろ、流石に。
死ね、も。
自分の音楽を踏み躙られて激しく傷ついたが他人の音楽にそう言うほど同レベルに落ちちゃいけない。

とか言ってたら「一緒にするんじゃない!」って怒られちゃうんだろうなァ。
全然違うスケールの話だけど、どちらも「ミュージシャンが心の赴くままに怒りぶつけて、その所為で全然違う方向で違う怒り生んでる」という共通点があるよな、と考えた次第。

「機龍警察」(月村了衛ハヤカワ文庫JA)読んだ。
前から気になってたところに古本屋で見かけて衝動買いしたが、「完全版」買えばよかったかもだ・・・。
SF的なの想像して読み始めたが、普通に警察小説である。
もっと機甲兵装同士がどっかんどっかんやりあってんだと思ってた。
(あらすじ読めや!って話なんだけど、ハヤカワ文庫ってあらすじの印象と実物の印象全然違うのんあるやん。たまたま?)
横山秀夫的な組織内の駆け引き・・・というか誰を何処まで信じていいのか?誰が裏でリークしてるのか?
アンチ特捜部のやり口がえげつない。どんだけ厭がられてんだか。
強さで打ち消していってる訳ですが。
わりとメインぽいと思ってた人が雑魚並みにあっさり死んでる。
主役級もあっさりやられてるし。初っ端から吹っ飛ばされてるのも珍しいような・・・。
その中でライザ、バンシーの強さが際立っている。強すぎィ。
アグリメント・モードになってからの闘い、もっと読みたかったなぁ。
警察小説で、敵との戦闘どっかんどっかんが多いのもどうかしてるのかもしれないが。
でもそこ読みたかったわぁ。
どっかんどっかんばっかりじゃないから面白いんだろう。
龍機兵の搭乗者それぞれの過去も気になるところである。すっげー鬱モードなんだろうね。

あと、わりとコーヒー小説。

「自爆条項」は完全版買おう。