社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

大阪的

「どのキーワード」で辿ってきたか、が見えなくなったのもあってダイアリーからブログに引っ越してきたのだが、はてなブログアクセス解析でも見られないんだね。
前は見られてた気がするが。
(ポエムブログの時に見たような気がする・・・が存在しないコンロの部品の記憶がある人間だからアテになるまい。)

「大阪的」(江弘毅津村記久子/ミシマ社)読んだ。
”大阪”についてのお二人の対談とエッセイ。
津村さんは「意外と個性がない」と仰るけど、「個性出すでー」じゃない個性の出し方してるんじゃないかな、と思う。
「東京に負けへんで、東京ぽいかも知れへんけどな」なモノを作ってみても結局完全にそうはならない、「個性出したらええのに何でそこは普通なん」な、老獪なようで老獪になりきれない優しさ(或いは隙)が”惜しさ”が大阪の個性なんじゃないかしら。
あと一口に”関西弁”と言っても色々あるし、大阪だけでもドヤドヤしてたりお上品だったり色々あるのは知っていたけれど、地域だけじゃなく職業によっても違うのは初めて知った。
コミュニケーションを潤滑にする為に、その職業に特化した大阪弁になっていったり、ボケツッコミが出来たりしたんだろうなぁ。
ボケたりツッコんだりする事で場を和ませたり相手についての情報を得たりするのかも。
たまにボケツッコミにシビアな人もあるけど、それはそれで関西人から「鬱陶しい」「うるさい」と思われてるはず。それはコミュニケーションを円滑にするものではないから。
色々大阪、或いは関西について考えるきっかけになった。

これで「コーヒーと一冊」シリーズの第一期は全部読んだのかな。
”他にありそうでない”テーマが多くて、「普段だったら恐らく手に取らないような内容の本も読もう、装丁好きだし」という事で全シリーズ読んだ。
読めるもんだ。
よく行く本屋では取り扱い無し、三宮のジュンク堂だと気づいた時には一部売り切れ、取り扱いのあるこだわり系本屋は微妙に行きづらかったり開店してる時間に行けなかったりして、最後の方はAmazonで買ってしまっていた。
「本屋さんに利益を」というコンセプトもあるので、出来れば本屋で買いたかったのだが・・・。
面白いシリーズなので、年1回くらいor不定期のゆるゆるペースで続いていったらいいのになぁ。

どうでもいいニュース:
ブログ・SNSで関西弁出すのは”ゆるい敬意”を出しやすいからである。フレンドリーだけどタメ語になりすぎないようにしたい時、ちくっと刺したい時など。