社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

インタビューの話

以下、ここ1年ずーっと下書き保存していた文章に加筆・訂正して公開する。
来月の「音楽と人」の表紙・巻頭が関ジャニ∞との事で、放置してたのを思い出した。

昨年5月発売の「音楽と人」を読んでから時々思ってたのだけど、ジャニオタさん達はインタビュアー・ライターを意識して読まれる事はあるのだろうか?
「この人がインタビューしてくれたら嬉しい」「この人は苦手」「ライターの意向より、本人の言葉を正確に伝えておくれ」とか。
雑誌という紙媒体を資料として大切にされている印象が強いのだが、そこは意識されているのかどうなのか。

個人的には「GB」読み始めた頃から、好きなアーティストのインタビューをされる方のお名前を意識するようになった。
ライターさんによっては文章に個性があるので、読んでいくうちに「あのアーティストのインタビューも○○さんがされてるのか!」と覚えるようになった。
雑誌・媒体にもよるけれど、「ROCKIN' ON JAPAN」「音楽と人」「MUSICA」辺りはほんっとにライターさんの個性・癖が出る。
それはそれで面白いのだけど、正直むかっ腹が立つ事もある。
なぁなぁになるよりはマシなんだろうけど、そういう話は今ここで出さんでくれ、ツッコむにしても他にやり方あるだろ?と思う事もしばしば。
恐らくライターさんは「作品・資料に触れた上で、今回はこういう話を訊こう、こういう方針で訊こう」と考えておられるのだろうが、行き過ぎて「こうであろう」というストーリーを敷いてしまい、酷い時は”ライターさんが描くストーリー”に押し込んでしまうインタビューもある。
トーリーから外れてきたら反論したり。
なので「本当はもっと苦悩してたんじゃないの?」って思いが強すぎて”周りから見ても分かり易い位に苦しんでないといけないというのか?”と思ってしまうようなインタビューや、メジャーデビューが決まった直後にメンバーが脱退して後々別のメンバーが加入したのに「メンバーチェンジもなくー」なんて書かれるインタビューも発生する。(メジャーデビュー後の加入はメンバーチェンジとは言わないのか?しかもそのバンドに取っては大きな出来事だったし、それは他のインタビューで何度か確認されている)
勿論、がっつりぶつかり合う事で「自分の作品というのはこういう意味もあったのか」と新たにミュージシャンに気づかせるインタビューもある。そういうのは嬉しい。
ただ、邦楽ロック雑誌(Web媒体もか)のインタビューで、ファンが一喜一憂する事も少なくないのだ。
作品ではなくて。

そういうのって「Myojo」「Duet」「Potato」のような雑誌でもあるのだろうか?

最近は我我界隈の邦楽ロック雑誌にジャニーズの方が登場される機会が増えたように思う。
といっても「音楽と人」「GOOD ROCKS!」「Talking Rock!」くらいか。
以前から堂本剛さんは登場されてたけど、最近はエイトさんも登場されてますな。
違和感を持たれたり「アンタの感想より、もっと○○くんの話を書いて欲しい!」と思われたりしないのかな、と心配になるのである。

ジャニーズ以外でも「ROCKIN' ON JAPAN」では女性アイドルが紹介される機会が増えているし、アイドルではないだろうけどSKI-HIさんも各媒体に登場されている。
そういう方々のファンとしてはどんな気持ちなのかな・・・って。
新鮮なのか、面白く読んでおられるのか、イラッとするのか。

知りたい。

自分の周りのジャニオタさんに伺ってみたいのだけど”邦楽ロックスキーのこちら側”の方だし、長年の付き合いのあるジャニオタさんは今そんな話を呑気に聞けない状態なので。