社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

THE BACK HORN 20th Anniversary「ALL TIME BESTワンマンツアー」~KYO-MEI祭り〜 at なんばHatch

祭りじゃー!個人的にTHE BACK HORNワンマン今年初参戦じゃーッ!各地行きたかったぞ!
沢山の人にお会いする。皆さんお元気そうでよかった。
今日は外で待機だった・・・寒い。空には月。

私も祝いたい。

終演後にお花のところで記念撮影してはるスーツ姿のお兄さんが居らしたが、何の人だろう?
KYO-MEI祭りも各地でセトリが違うのだけど、ネタバレ気になる方は後日僕と握手!(OJかよ)





心なしか入場SEが長い、なかなか入場しないように思える。
それだけ心待ちだったからだけど、マツの傷が・・・って心配になる。
定番曲もある分、今回はマニヘブよりセトリが読めない。
普段はセトリぐぐりやがれ!なんだけど、今回は思う所があるので、書く。(インターネッツで拾ってきた)

カオスダイバー
涙がこぼれたら

情景泥棒
運命複雑骨折
ジョーカー
悪人
コワレモノ
アカイヤミ
冬のミルク
シュプレヒコールの片隅で
あなたが待ってる
未来
グローリア
シンフォニア
コバルトブルー

en.
何処へ行く
ハナレバナレ
無限の荒野

THE BACK HORN初めての曲「冬のミルク」から、最新の「ハナレバナレ」まで。
それにしても何という物語なのだろう。
「運命複雑骨折」~「アカイヤミ」のえぐい、抉い流れ。
そして「冬のミルク」~「未来」へと続く。
「曲が出来た時は中指立ててたのが、今は喜び溢れるアカイヤミになった」と栄純が話していたけれど、この”物語”もそのように「アカイヤミ」で転機を迎えている。
自分という存在、その苦しみを見つけて欲しい、救われたいだけなのに、理解し合えなくて病んで堕ちて壊れて、それでも純粋さは失う事がなく、未来があって、待っててくれる人がいる。
見苦しいものも何もかも全て、生きて存在している事を祝福しよう!
・・・と思った。
そこから「シンフォニア」「コバルトブルー」「刃」とライブ定番が続くとは思ってなかった。演ってもどれか1曲かな・・・と。

マツはMCで何度も謝っていた、そして「フルパワー」で行く、と仰っていた。
ドラムに関しては何となくちょっと違うような違わないような、変わったのか変わらざるを得ななかったのか気のせいか、
と最初は思っていたけれど、全然気にならなくなった。
気のせいだったんだね!
「今日のライブでは一喜一憂していきましょう!」っておいおい*1・・・だけど怪我で心配させやがってばかやろう。
ここは福岡じゃないから何とも言えないけど、申し訳ないすみませんばっかり言わなくても大丈夫だよ、ファンというものは放っておいても勝手に心配する生き物なんだから、誤魔化さずにちゃんと話してくれたら、後は心置きなく心配させてくれ。観てたら快復してきてるのが解るし。
そんな感じで事前に「憂」だったんだから、ライブには「喜」しかないじゃないか!

それにしても「コワレモノ」があんなにサービス精神ばりばりの曲になるとは。
「on Bass、岡峰光舟!」って紹介していくのも新鮮だ。そのままギター、ドラムとソロ回しして山さん紹介して・・・からのコールアンドレスポンス練習。
神様だらけの\(スナックー)/
のやつ。
「もっとスナックっぽい変な顔で!」ってスナックってそんな変な顔するとこだったんだろうか・・・
よくコールアンドレスポンスでは「まだまだ声が小さい!」「まだ行けるだろ!」って繰り返させるけれど、栄純は「いいねー!もっとスナックぽい顔で!」と肯定しつつもっと!って煽る。いいなぁ。人が好い。
他の曲もだけど、大阪とか歌詞に折り込むのだなーとしみじみ。

からのMC。
怪我についてまた謝っているところに光舟が「どうしたの?指つめたの?」ってさらっと茶化す。
このフォローの仕方がTHE BACK HORNらしい・・・。
更に栄純に「スナック行った事あるのかよ」と。今日のトークは光舟主導なのかしら。
栄純は行かないけど光舟は行くのだそうだ。年上の友達多いだろうしなー。
スナックといえばカラオケ、光舟は軍歌を歌う。
ラバウル小唄」*2の「両手合わせてありがとう」の所で手を合わせるのだが、その時の反応が悪ければやめる。
光「そもそも神様だらけのスナック自体行けない」
確かに。
マツ「大阪ではこういう楽屋トークが受けると聞いていたのに・・・」
いや十分面白いですよ今日のMCも。
というか誰なん、↑な話しはったん。まぁ変にウケ狙いに行くよりは普通にゆるゆるトークしてる方が面白い。
あと「アカイヤミ」しばりカラオケは楽しそう。どんな赤になるやら、何色が見えるのか。
栄純が何だかの話から「マツ4人と、この~」と話しだして、THE BACK HORNは7人になってしまうところだった。
7人、ってツッコミ入ってちょっと考えた。マツ4人+栄純、山さん、光舟という計算だろうか。
「夜更けの囁き」聴いてるとマツ忙しそうだから、歌詞担当とドラム担当に分けるとかローテーションでもよいんじゃないかな、4人なら。
ちょっとめんどくさそう
山さんからは最後に「俺達はずっとここに居る」「20周年を祝い、みんなに祝ってもらっているけど、それだけじゃなく生きてここに来られる事を祝いたい」という話があった。
バンドが20年続いていくと、離れざるを得ない人もあるだろう、そういう人も待ってるからおいで・・・って優しい。

さてアンコール。
「何処へ行く」のドラムが足音、これからの歩みのようだった。
ライブで聴くと「ハナレバナレ」ってつくづくいい曲だな・・・と思う。
「無限の荒野」は待ってました!って感じだ。

「何も変わらねえよ 全て変わってゆく 歌いながら」
「我 生きる故 我在り」
・・・これまでも、これからも。

おやつ、みかん、ごま、メロンパン等等、ありがとうございます。

どうでもいいニュース:
頭がんがん振っては目眩くるくるー、だった。
医者曰く疲れからも目眩になる、鉄分足りないのかも・・・との事なので、頑張ってほうれん草食べよう。
という所に、吉田製油のすりごま頂いて大変ありがたい。多謝。
目眩の方は首からじゃなくて肩から振ったら何とか大丈夫だった。(振るなよ)

*1:光舟からツッコミ入って「ドラムソロ10分」を命じられていたけど、大歓迎だぜ?

*2:月月火水木金金」という話を見かけたが歌詞確認したら多分こっちだ

ピザ食べたい

ピザと言われるとPIZZA OF DEATH
昔昔のインターネッツまとめで見た、近所の人にあれこれカスタマイズでトッピングしたピザをクレクレされた話を思い出す。
PIZZA OF DEATHのTシャツ着てたらピザ屋でバイトしてると勘違いされた、という話。
確かに「PIZZA」って書いてあるけど、「死のピザ」ってピザ屋は厭じゃなかったんだろうか。ソース辛そうだよ?

ピザ食べたい。
ベーコンとチーズたっぷり、あとパイナップルが載ってるやつ。
デリバリーピザというものの存在を知った頃である。
外食でピザ食べないんで、食べるとしたら冷凍のピザか、オカンの作るピザトーストだった。
そんな地方のガキンチョにとって、パイナップルが載ってる、アツアツのでっかいピザって感動的だったよ。
1回だけ頼んだけど、それ以降なかなか頼んで貰えなくてな・・・
って、ピザハットにあるやん!ハワイアン!これこれ!
ちょっと近所のピザハット探してくる。注文しようとして配達範囲外だったら悲しい。

今年教えて貰ったのがチーズだけのピザに蜂蜜掛けるやつ。所謂クアトロフォルマッジ。
職場の飲み会の時に上司に教えていただいた。
癖のあるチーズに合わせると美味しいとの事。
メニュー上は”チーズだけのシンプルなピザ”な扱いだったが、お店の人に聞いたらアールグレイの蜂蜜をつけてくださった。シャレオツなお店だった。
これは大変美味しいピザを教えて頂いたぞ!
という事で、後日チーズトーストに蜂蜜かけて食べたけど、求めていたのとは違っていた。
・・・とか考えながらメニュー見てたら、クアトロフォルマッジもあるやん!

ブログ書く時にメニュー確認させて、「これ食べたいやつ!」ってポチらせる・・・これがピザハットの作戦なのか・・・。
それにしても便利な世の中である、ネットでポチったら注文出来るのだ。
電話注文が苦手だし滑舌悪くて伝わらず、それが面倒くさくてあんまり頼まなくなった。

書いてたらお腹空いてきた。晩ご飯もアイスも食べたのに。

#ピザが食べたい

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どうでもいいニュース:
ピザといえばこれ!と思ったけどよく見たらピザじゃなかった。
RIOT ON THE GRILL

荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋、そしてドドドカー

BIGCATに行く前に天保山へ。
JOJO展観に行くのだ!

と、その前にお腹が空いたのでご飯にしよう。自由軒のカレーと悩みつつ、北極星のオムライスをキメる。
(写真撮った筈なのに何故か見当たらない。。。)
北極星のお店の方が”ザ・大阪のおばちゃん”でものっそいフレンドリーであった。気づいたらチーズ追加してた。恐ろしい。何のスタンドだ。
スタンド使いじゃないと思うけど、プライベートでは絶対あめちゃんくれはると思う。
出来るの待ってる間にミリモバのタケモバがアップされてるのを知り、ツボりつつ読んでいた。相変わらずはてなブログの人気エントリ入りするジャニオタさんのような情熱で書かれている。*1

そういえばクリスマスなんだな

海月はカラカラ音がする。

前置きが長くなった。JOJO展の話である。
平日だけど人は多くて、原画観るのに行列が出来ている。
実のところ漫画は殆ど読めてなくて、第一部の前半とウルジャン買った時に読んだ「ジョジョリオン」くらいである。
凄い迫力だ・・・スクリーントーン使ってはるんやなぁ、としみじみ。読む時はあんまり意識してなかった。
名言の幕はぷいぷいで見た、改めて名言多いなぁ。
原作読まねば。
この辺りのとこにあったスタンドを意識した(?)像、かっこよかった。
登場人物とスタンドの紹介のところを見てると、案外最近は曲名・アーティスト名じゃないんだなぁ、と思う。
キャラ設定で”設定書”をお書きになるのは知っていたが、設定書の実物と描き上げられたキャラが並んでいるのはすごい(語彙力を失いつつある)
所謂”ジョジョ立ち”をマネキンがやってるな・・・と思ったら、衣装の柄が人の目には見えないのであった。紫外線が当たると見える。
屏風絵のような大型描き下ろし原画「裏切り者は常にいる」は壮観であった。
色が綺麗。
色の合わせ方はご本人の直感的なものかと思っていたが、そうではなく過去の絵画の手法を取り入れておられるのだそうだ。
実際にお描きになっている動画コメントが流れていたので観たが、全部立てて一気に描いておられるのだな。
だからペン・筆の向きも重力を意識して描いておられた。
徐倫の顔の色づけは、実際にメイクしてるように見えた(ご本人もそう仰っていた)。

物販で色々買いたかった・・・ライブ前じゃなかったらめたくそ買ってた。「JOJO展に行ってきました」クッキー欲しかった。

そして梅田に戻る。
グランフロント大阪メルセデスベンツのとこのカフェに行くのである。
これがドドドカーな。すごいベンツ。


コラボカフェ。ズキュウウゥン・ラテ。

ゴールド・エクスペリエンス・ソーダも美味しそう、というかなんだかかわいい。寒くなければゴールド・エクスペリエンスにしてた。
そこに


こう並べると、中身が雑で文末が「いかがでしょうか」って書いてるブログに載ってそうな写真になる。
が、その後ろを御覧いただきたい。

ジョジョである。「岸辺露伴は動かない」もちゃんとあったぞ。
ラテもケーキも美味しかったんで普段使いしたいカフェだけど、何せメルセデスベンツだし周りの人も意識高そう・・・。
ちょこちょこジョジョピタしてはる人があって、安心した。

*1:そういえば自撮り棒どうなったんだろう・・・最近お見かけしない

フジファブリック プレミアムライブ at 大阪BIGCAT

フジファブリック15周年サポーターのHP、未だに名前を見つけられていません。そもそもどの名前で登録したか覚えてない。
FABch会員(とそのお友達)限定プレミアムライブである。

登場して其其楽器の所へ・・・と思いきや、ステージ真ん中に登場。
トークでスタートである。
FABch会員が連れてくる人へ、すごく気を遣っておられる中、山内がぼそっと「友達おるんや」と言ったのは聞き逃してないぞ。
友達おらへん訳じゃないねん、来られへんとか色々あるんです・・・
で、ダイちゃん仕切りで一年の振り返りから。ダイちゃんの手元にファブちゃんが居た。
かとをさんがEテレでピザ配達のお兄さんやってたのも、今年だったんだなぁ。
始球式以降未だに肩が痛いらしい。お大事になさってください。
山内の前に府知事がストライク決めて焦ったそうである。
控室に戻るとすぐ囲み取材→即ニュース配信の早さに驚いたそうだ。あと「府知事と始球式」という見出しで山内&ダイちゃんの写真が掲載されてダイちゃんが府知事みたいだったという話も。
山「吹田のスタジアムで始球式(?)やりたい」
サッカーはというと、ハーフタイムに演奏やってた。両方だったんだな。
「ここは退屈~」の話も。沢山曲を作ったとのこと。
映画音楽も、それだけじゃなくゲーム音楽もやりたいそうだ。ほんっとに「MOTHER2」大好きなんだなぁ。
楽しみである。実現したらいいな。

ライブは「F」収録曲と今年リリースされた曲達。
「Water Lily Flower」のギター、このご時世だとルーパー使いそうなのに全部弾きながら歌うのすごいと改めて思う。
「電光石火」のピアノは成程そうなるか。後で褒められてはったような。
「手紙」は観ながら「・・・城ホールで聴きたい」としみじみ思って聴いていた。
大阪のMellowで初めてやった時についてご本人は散々だったように仰っていたが、あれもかっこよかったよ!

アルバム曲は
こういうのを待ってた!
変な曲、その変さがよいのだ、フジにしかできない。
雑に感想etc.を書いていくと
・フィーバーマン→これ、これがフジファブリックなのだ、これが聴きたかったのだ!曲やる前に「こんな感じ」と阿波踊りみたいなん踊ってはったけど、そういう曲である。
・Let's Get It On→セッションから生まれたがレコーディング中に変化していった曲。ちょっとプログレッシブ。これが聴きたかったんや。因みに曲の説明中、ダイちゃんの妙に発音の良い「レッツゲリロン」が山内のドツボだった模様。
・破顔*1→ドラムが凄く良い曲、という説明があった。この曲だっけか、ダイちゃんがギター弾いてたの。山内シグネチャーギターをまじまじ見ながら「いいギターだなぁ、あれ、裏に何か書いてある・・・F、U、J、I(中略)・・・フジファブリック?ってあーっ!」の物販紹介のアレをやっていた。
・恋するパスタ→タイトルを聞いた山内「まじで?」。ダイちゃんが2週間つけっぱなしで血糖値調べるやつを使ってみたところ、ライブ中*2とパスタ食べる時に数値が上がってた、という事を歌にした。勿論そのままではなく恋愛の歌。割とかわいらしい。
・手紙→城ホールで聴くの楽しみ
・東京→フレパで「手紙」やる時に「それでは聴いてください、『東京』」とうっかり言ってしまったので本当に作ってしまった、という曲。しっとりミドルテンポなのか・・・と思ってたら予想外にファンキーな曲。かとをさんのベースが唸るぜ!
「東京」は当時を再現*3、という事で山内にピンスポ当たっていた。
流石にもう言いまつがわないとは思うのだが、ちょっとドキドキしながら観てたら「・・・ヒロシです
ってそっちかーい!

2019年の話、城ホールの話から「志村も連れていきたい」、とも。

一曲ずつ説明聞いてから聴くの、なかなかない。
楽しい!
曲ごとに「おおーっ!」と反応があるので、お三方も楽しそうである。
試聴会じゃなくて演奏で聴かせて貰うの、とても良かったのでまたやって欲しい。

その後FABch(と現地)で特別版予約した人だけ参加出来るハイタッチ会。
すっっごい人残ってはるで。流石である。
なかなか開始されない・・・緊張するは焦るはでどうにも落ち着かない。
片手で「いぇーい!」みたいな感じだと思ってたら違ってた、両手でしっかりハイタッチだった。
かとをさんやっぱり手が大きい、多分指先1関節以上出てたんでは。
てか弦楽器2人共大きい。
ダイちゃんで普通?どうなんだろう。
顔見て「ツアー・城ホール楽しみにしてます!」って一言伝えたかったけど、そんな余裕なかった。相当不躾だったんでは・・・と反省。
またかよ!今年そんなんばっかりだ。。。
来年はこういう場で「破顔」でいられる精神の強さを身につけたい。来年の目標はこれやな。

どうでもいいニュース:
山内の前髪がピスタチオ状態だったの、久しぶりに見たような。

*1:破顔一笑」の「破顔」やんね?

*2:興奮するとアドレナリン上がるそーだ

*3:「F」初回盤のDVDに映像あるそうだ

厭魅の如き憑くもの

大阪・広島はあるんだね。
嬉しいけど、大丈夫か。
キング・クリムゾン観てる最中に時々マツ思い出して、気が気じゃなかったもん。
パット・マステロットみたいに色んなパーカッション叩かないし手でシンバル叩かないし手数ばりばりじゃないけどさぁ。

「厭魅の如き憑くもの」(三津田信三講談社文庫)読んだ。
やっと、やっとですよ、刀城言耶シリーズ。
ミステリもオカルトも昭和の空気も満載の好物てんこ盛り。
以下、ネタバレありなのでご注意ください。





神々櫛村という憑き物筋と非憑き物筋の二つの旧家がいがみ合う、怪異・伝承に溢れた閉鎖的な山村を訪れる怪奇幻想作家・・・って、何処からどう見ても連続殺人のにおいしかしない。
しかも人間関係も乱れまくってるし、村の構造もややこしい、谺呀治(かがち)家に至っては家の作りも女性陣の名前もややこしい。全員代々「さぎり」さんなのである。
そんな物語は”小説”部分と紗霧の日記、取材ノート、漣三郎の記述録から成り立っているが、微妙に表記が揺れている。
初っ端から「あーその”さぎり”は紗霧じゃなくて違う”さぎり”なんだろうなー」とは思っていた。
聯太郎が黒子なんだろ?と思ってたらそっちではなく。確認させる方法も何となく曖昧で、それもトリックのうちかと疑ってしまった。
しかも刀城は気になる怪異・伝承があれば食いついちゃうし、謎を解くに当たっては次から次から推理喋っちゃうからこいつが犯人か・・・と思いきや違う違う実は・・・だし。
でもそれが楽しいんだよなぁ。そういうのが読みたかった。
なかなか人死なないけど。死にだしたら早い・・・って随分酷い書き方だな^^;
主人公・探偵役が弱っちくて散々な目に遭いまくるのもしんどいけど、天才すぎてあっさり解いちゃうのもちょっとつまんない。
外部から訪れた者が色々振り回されつつ解決を齎す、というのが良いではないか。
すっとこどっこいすぎない、すっとこどっこい。
で、そこまで解決しておいて、でも怪異は残るというね・・・それもどうかと思うが「作者不詳」よりはマシか。
でもちょっと多重人格がトリックにつかわれるのはずるいと思います。あくまで謎解きの途中経過ではあるけれど。

再読する時は、表記揺れ・方向を確認しながらメモ取りつつ読んだらよいかもな、と考えている。

どうでもいいニュース:
分厚いけど、京極夏彦に比べたら随分薄いからだいじょうぶ☆〜(ゝ。∂)
だいたい「死ねいい」くらいの薄さだと思うの☆〜(ゝ。∂)と思ったらこっちの方が厚かった)^o^(