社会学的ラブソング・改

音楽と本とお茶と美味しいものと面白いもので出来ている。あんまりはてブされたくないです・・・。

夷曲一揆/怒髪天

坂さんに続き、友康さんがインスタ初めてらっしゃる!
最近ギタリストがSNS始めるの、流行ってるのかい?

珍しく先に歌詞カード見てたんだが、いつも以上に怒ってはるよね、兄ィ。
怒ってるのをユーモアで丸めていたのを止めた、みたいな。
聴いてみた感じはそこまででもないので、今回は曲で丸めてはるんかな。
でもやっぱ今聴くのしんどい。。。

最後のは総檜のお風呂でいい湯だなーって坂さんが手拍子しながら歌ってはるみたい。自然な、いいエコー。

怒髪天聴くとギター熱上がるのは何故だろう。
ギター買ったきっかけだからかな。

どうでもいいニュース:
これを聴くにあたり”ドラム耳校正”したんだが、まだギターに耳が行くなぁ。
(で何故か校正ネタの方がドラムよく聴こえるようになってるという)

まぁなんかいろいろと

最近とみに“HEREはいいぞ”おじさん化しつつある今日この頃。
自分の代わりに観てきてくれ、なんだが。
9月にアルバム出るってよ。
CDも初速云々てな話になるのか、しかも予約の時点で・・・つらたん。
会場限定盤買う心算なんだが、それでは遅いのだろうか。。。
人にCD貸すよーん、って言ってたんだが、そういう時には良いんだろうなぁ流通最強盤。

・Player
卓郎ソロ、BABELツアーらへんの話からあるので大変ありがたい。
ギター関連の話とか、知りたかった事が書かれていた。
「2人で1本」とは意外な。本来なら1人だもんなぁ。
去年のツアーも聴いてみたかったなぁ。
SHIKABANEは各メンバーのマネージャー達からアイデア出たんだそうだ。
意外。あの4人の飲みetc.から出てきた話なんだと思ってた。
クラプトンって自分のギターをガンガンオークションに出してはってんなぁ。
すごーく可愛らしい弾き語りの子がバの字や黄猿のカバーしてるらしくて、気になる。
そういえばメン募いつの間にか掲載なくなってるんだ。「Player」読む時の楽しみにしてたんだが。
自分らみたいな”ライブやらないバンド活動”ってのも案外あるもんなんだなぁ、とほっとしたり。
・歴史のふし穴
和尚がセンシティブになりはったらしいが、この連載になってからガンガン人が死ぬ話増えたよなぁ、しかもいたたまれない死に方。
LOFTの中の人からバクホンのベーシストになった位の御仁だもんな・・・うっかりしてた(何故だ)
・Talking Rock!
これまた違う感じの話。一番面白かったかも。
ミリモバの方で「質問者が変わると答えも多少変わる」みたいな話してはったけど、ここまで違う話が読めるとはなぁ。
(答える側は毎回ほぼ全て同じだったらしんどいもんな・・・そりゃちょっとずつ変わってきますわな)
インタビュアーさんの腕問われますな。
「Talking~」はどの方もがっつり聴き込んで資料も読んでインタビューしはるんで、細かい話が多いし、アーティスト側の意図しない所の”気づき”があったりして面白い。

しかし色んな媒体追っかけたけど、ゆで卵2個の話出てきたの「ロック兄弟」だけだったな。

ぼぎわんが、来る

「ぼぎわんが、来る」(澤村伊智/角川ホラー文庫)読んだ。
最近角川ホラー文庫多いな。
ってか、6月に纏め買いしようとしたら見つけられなくて思わず「ぼぎわんが、来ない」ってツイートしようとしたが角川文庫のアカウントに拾われたら恥ずかしいなぁ、と止めたんだった。
6月の新刊だと思ったら、もっと前に出てたんやな・・・。

呪い・怪物的な怖さと人間のサイコな怖さの合わせ技で怖い。
最後まで読みきったら、一応解決はしてるので「なーんや」って感じなのだが。
自分じゃなくてその上の代の呪いが自分やその子供に及ぶって厭やなぁ、呪う側はそこまで考える余裕ないんだろうけど。
一番怖いのが旦那。
恐らく育った家庭環境がクソだったろうから、或る意味被害者かもしれない。
でも「こうあるべき」に家族が従わないと怒る、のではなくそれでも従わせるか無視、って身近に居たら一番厭なタイプだ。
(実はここら辺は単行本出た時の書評欄でネタバレ食らってたが、多分読んでてすぐ解るとこなんではないかと)
あと「お前が嫉妬して呪うんかい!」てのが怖い。ほぼ通りすがりみたいなもんじゃないか。
子供っつうのが一番強いというかある種の呪縛なのかもなぁ、”母性信仰”とは違う意味でも。そこら辺で精神抉られた。
でも読後はわりとすっきりする、と思う。

どうでもいいニュース:
読んでる最中に警報解除のアラーム鳴って怖かった・・・最近そんなんも多い。

水戸黄門 天下の副編集長

話題の「美しい顔」を読もうとしてるけど、読めない。
”引用”云々以前に言葉ぶちまけてるだけに見えて。
これはこれで見世物のように見える。
読み進んだら色々解ってくるのかな・・・と思ったが、それだったら”引用”元のノンフィクション読んだ方が早い気がする。
そう考えたら読めなくなった。

水戸黄門 天下の副編集長」(月村了衛/徳間時代小説文庫)読んだ。
徳川光圀公が覚さん介さん従えて「国史」の遅れた原稿を催促しに行った先でどったんばったん大騒ぎ!印籠も出すよ!
茶の間でお馴染みの「水戸黄門」である。
更にご一行には編修者、彼らを見守る風車の人、行く先々の敵というかライバル等の忍者も沢山。アクションもあるよ!
TVドラマ版は後半15分くらいしか観てなかった*1が、こんなに忍者出てきたっけ。
入浴シーンもある。
そのうちうっかりな八兵衛とか出てくるんだろうか。照英は?←そこだけ俳優で名言うなよ*2
お由美婆とか民明書房から出てそうな書物とかも出てくるのが面白い。
登場人物みんな完璧最強!ではなくてトホホなところがある。
それが上手く(?)かみ合ってどったんばったんでハッピーエンド、なので読んでいて凄く楽。
気分転換に読むのによいな。

*1:オカンが「ズバリ!悩みおまかせ」観るから前半は譲って貰えなかった

*2:冬の兼六園で遭遇して以来実は照英好きなんだよ、めっちゃいい人やった

パンク侍、斬られて候

今日は雨も上がったし電車・バスも動いてそうだし寝坊しなかったので「パンク侍、斬られて候」観てきた。
「侍」の読み方も怪しいちっちゃい子も居たけど、大丈夫だろうかと心配になる。
銀魂2」「BLEACH」の予告観られたので、よし。

ネタバレ厭な方は後日。
小説読んでなかったら、ざっと読んどいた方がいいかもしれない。いきなり映画で解るかな?とちょっと思った。





あの小説をどう映画にするんだ?あのなっがい口上みたいな言い回しとか・・・と思ったが、或る程度語り(ナレーション)でカバーしてた。
多分猿が人間の私利私欲塗れでどったんばったんやってるのを「ばかじゃね?」って冷めた目で見てる、という感じなんだろうか。
内藤が掛のあれやこれや見抜いちゃうとことか、茶山のラストとか、メタだし。
現実とフィクション(虚構、虚妄)、世界と自分について描いてるようなとこもあって、映画化するにあたりそこんとこをより際立たせてるんではないだろうか。
前半は台詞が町田節かつクドカン節ではあるものの割とちゃんと時代劇である、後半はそういうのもぶっ壊してCGばりばりの兎に角ただ只管フィクションの世界。
誰のかは知らないけど感情とか本能とか剥き出しで、それが暴走してる。
そういうのも「あほらし」って思ってたんだろうなぁ大臼は。

とか書いてるけど、なんかそういう考察とかすんのもめんどくさい。
わーっとしてぐわーっとしてギャー!でいいんじゃないかしら。
斬りあいが本当にかっこいい。
シトゲちゃんの下り、「悪酔いプーさん、くだまいてポン」が無くて残念である。あれ一番好きで読む度に笑い止まんないんだけどな。
(と家で愚痴ってたら「プーさんがまずかったのでは」との指摘。なるほど。)
途中ちょいと現代の若者皮肉ってるのはクドカンが足したか。自分が原作読んだの11年前で当時はああいう”ゆとり”君は目立たなかったもんな・・・。
全体的にオルガンかっこいい。森さんか。サントラ欲しい。
映像も色みも好きだ。ろんさんの華やかさ、特別さが綺麗。そりゃみんな道あけてくれるって。
茶山は本人が喋るんじゃなくて御付の者が喋ってるんだが*1、それがうさんくさーい宗教感出してて面白かった。
猿を撫でる國村隼に萌える。(何故此処だけ役名じゃないんだ)
何より、ふんどし祭りである。
メインの方々も腹ふりの方々もふんどし。あんなにふんどし祭りなの観る事って・・・ないわけじゃないけどなんかすごかったなぁ。

で、ラストはピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」で終わればいいのに主題歌じゃなくてまだエンディングがあるってどういう事?町田町蔵もとい町田康の今のバンドじゃだめなん?感覚ピエロ嫌いではないけど不幸過ぎない?大人の事情?尺足りひんから?
・・・なるほど。
「いいとこで流れる」と聞いていたので、刺された瞬間に「アナーキー~」かと思ってた。
まぁ普通にええ感じに流れてくる。このエンディングが映像も歌もかっこええんだわ。
かーらーのー感覚ピエロ「夜のスピード」。敢えてバンドサウンドばりばりではなく。
これも普通にええ感じ、寧ろこういうのが流れてくるラストでよかったんでない?
気持ちよく、現実に引き戻してくれる。勿論皮肉なしの良い意味で。
でなければ腹ふりしながら帰る羽目になってたかもしんない。
さっき「猿が冷めた目で見てる」って書いたが、そう感じたのは「夜のスピード」の最後にお猿が出てくるから。

「評価が100点か0点かに分かれる」とも聞いていたが、点数つけられへん。
虚数とか駆使せなあかん?26次元くらいだったら表現出来る?って感じ。
多分観る人・観る回数で全然感想も評価も点数も、見えてる世界も違うんじゃないかね。

どうでもいいニュース:
この映画、元はdTV用ドラマとして作るらしかったが、「パーフェクト・デイズ」の方がネットドラマ向きじゃなくね?

*1:浅野忠信の案らしいね